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外国人スタッフが職場の雰囲気を変える

介護・大阪府

<基本情報>
職種:特別養護老人ホーム
事業内容:介護
スタッフ人数:57名
外国人人数:13名(正職員5名、アルバイト6名、特定技能2名)、ベトナム5名、フィリピン2名、ネパール2名、インドネシア2名、ミャンマー2名

採用のきっかけと期待

外国人の採用を考えたきっかけを教えてください

スタッフ不足です。今は大丈夫でも、近いうちに必ず採用が難しくなると考え、将来を見据えて、まだ日本人の方が集まるうちに、施設長の私の判断で外国人採用に踏み切りました。

外国人の採用をする前に心配だったことを教えてください

外国人スタッフと日本人スタッフがうまくコミュニケーションをとれるかと心配でした。そんなことはほとんどなく、むしろ外国人スタッフの働きぶりをみて、日本人スタッフが良い評価をして、スタッフ内の良い刺激になりました。

外国人の採用をして良かったことを教えてください

一つ目は、施設の運営計画を立てられることです。日本人のスタッフのみだと採用計画が立てられないので、結果的に利用者に迷惑をかけることになり、施設運営に支障が出ます。外国人採用を入れることで、運営のめどがつきました。

二つ目は、日本人のスタッフが退職する時に外国人スタッフが送別会を企画してくれたことです。これまでで初めてのことで施設内コミュニケーションが広がりました。スタッフ同士の絆が深まったことですね。外国人スタッフの方々は一緒に働く仲間を大切にする気持ちが強いです。

三つ目は、日本人スタッフが余裕を持って働けるようになったことです。外国人スタッフが入ることで、スタッフの配置に余裕が生まれて、日本人スタッフの労働環境も自然とよくなり、退職率も減りました。

外国人の採用をして気付いた課題があれば教えてください

残念ながら採用をしても、すぐに活躍できる即戦力にはなりません。必ず育成が必要になってくるので、中長期的に考える必要があります。

日々のサポートと職場環境づくり

どのようなサポートをしていますか?

入社時の研修期間を日本人より長くしています。はじめのうちは日本人スタッフとのコミュニケーションのサポートをしています。日本人・外国人に関係なく、業務内容、給与待遇に差はありません。アルバイトとして働くスタッフは日本語能力の関係から仕事の範囲を変えています。

外国人の採用を考えている企業さまへメッセージ

長い視点に経って、育てていくことを前提として、外国人スタッフの雇用することをおすすめします。また、日本人よりもしっかりと受け入れ態勢を作る必要があります。受け入れ態勢が整っていれば、長い期間一緒に働いてくれます。

介護という仕事を選んだのは

日本で働こうと思ったきっかけを教えてください

ベトナムでおじいちゃんをお世話していた経験から、日本で介護のことを学びたいと思いました。
日本は介護の業界では世界でもトップレベルに発展しているので日本を選びました。

働く前と後でギャップを感じたことはありますか?

いろんな人から話を聞いて、介護の仕事をするのはとても大変と思っていました。実際にやってみると、おじいちゃんおばあちゃんと話すのがとても楽しいし、笑顔が見れると幸せを感じます。
人のお世話するのが好きなので、毎日楽しく仕事をしています。

チームでプロジェクトを達成する喜び

仕事で学んだエピソードを教えてください

コミュニケーションと時間管理についてです。
まず、仕事をする上でコミュニケーションはとても大切です。コミュニケーションがとれなかったら仕事を学ぶことはできません。また、おじいちゃんおばあちゃんとお話することもできません。
次に、時間管理です。1日の業務はたくさんあります。たくさんの業務に対応するには自分の時間管理がとても重要になります。

働いていて問題が発生した場合はどうしていますか?

わからないことやできないことは日本人の先輩スタッフや外国人の先輩に相談して解決していきます。施設の同僚はみんなとても優しく教えてくれるので、いつも助かっています。

一緒に働いている日本人はどうですか?

日本の人は想像以上に仕事に真剣です。ベトナムではこれくらいでいいやとか、細かいところまでこだわりませんが、サービスの質を上げるため、利用者様の安全のために徹底的にこだわります。実際に自分もこだわって仕事をすることで、スキルもアップし、充実して働くことができています。

日本で働きたいと考えている方へメッセージ

文化と言葉の違いで戸惑うことがいっぱいあるかもしれないです。人生をかけて日本に学びに来ているので、勇気をもって新しいことを体験したり、質問をして学んだりしてください。周りの人は必ず助けてくれるし、周りの人と助け合えばどんな困難も乗り越えられます!